カンボジアの子どもたちの病気を予防するための保健衛生対策について
プロジェクト: ヘルスケアとコミュニティ教育を通じて、カンボジアの幼児の健康を改善させます。
起源/由来: カンボジアの貧しい農村地域の子どもたちは、都市部の子どもたちに比べて
5歳未満で死亡する確率が3倍高い傾向にあります。
こうした子どもたちの主な死因の多くは、予防可能な病気や感染症です。
(出典:世界保健機関歳未満で死亡する確率が3倍高い傾向にあります。
こうした子どもたちの(WHO))。昨今は改善されているとはいえ、
カンボジアの子どもたちの37%は農村地域に住んでおり、
多くの子どもたちが栄養不良による中等度から重度の発育阻害に苦しんでいます。
永寶公益財団法人は、1999年からカンボジアの医療環境改善に取り組んできた
アンコール小児病院(Angkor Hospital for Children,AHC)と提携し、
シェムリアップ州のチ・クレン地区とソトニクム地区で医療対策や取り組みを
推進。農村地域の子どもたちの健全な成長を支援しています。
健康管理対策(医療対策)は 62 の村と 36 校で実施され、子どもたちに対する保健、衛生、栄養評価を提供するとともに、子どもとその保護者への健康教育の指導も行っています。内容については、主に次の2つの分野に分けられます:
学校での基礎の保健教育、保健衛生プログラム、歯科検診、眼科検診、教員研修、ピア・エデュケーション(仲間教育)の実施。学校を中心とした教育の介入は、カンボジアの若い学生に良い影響を与え、いつまでも健康であり続けるための習慣を身につけるきっかけになります。
子どもたちや村人、地域管理者への教育、子どもたちの健康促進活動など、地域に根ざした健康対策を推進。毎月の劇場公演や映画上映会など楽しい教育環境を通じて、健康、衛生、栄養に関する情報および健康教育のコンセプトを提供します。.
健康増進イニシアチブのアクセシビリティと機動力を高めるため、学校のキャンパスまで直接乗り入れ可能な多目的トラック(TEPトラック)を配備し、生徒や子どもたちが医療サービスや健康教育をより良い状態で安定して受けられるようにします。
最新ニュース: 幸いカンボジアは2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大慘事から免れましたが、エピデミックは依然として子どもたちとその家族に大きな影響を与えています。初期の推進計画の一部は妨げられましたが、永寶公益財団法人からの継続的な資金提供により、AHC地域のチームは、新型コロナウイルス感染症の蔓延を防ぐために迅速に対応。ウイルスに関する認識を広めることで、人々の恐怖心を軽減するだけでなく、新型コロナウイルス感染症に対する農村地域の免疫を強化することにもなりました。
その他、2020年のその他の主な成果/実績には以下が含まれます:
学童に対する治療と健康教育
2020年全世界が新型コロナウイルスのパンデミックに先立ち、AHCコミュニティチームは、小学校での生徒や教師向けの歯科治療、視力検査など、重要とされる様々な健康教育セッションを促進しました。また教師は、学校内での事故や緊急事態に対応できるよう、必要とされる応急手当の訓練を受けました。
285 名の教師が応急処置訓練を5回受けました
190 名の教師が 応急処置再教育トレーニングに6 回参加しました
4,726 名の生徒が 眼科教育セッションに21 回参加しました
810 人名の生徒が口腔ケア教育やフッ化物洗口剤を含む歯科健康教育コースを3 回受講しました
4,243 人の小学生が30回の保健衛生教育を受けました
農村地域の人々の能力開発
より良い健康環境のために、カンボジアの5つのコミュニティでもエンパワーメントコースが推進されています。疫病の影響でイベントは2020年4月から5月まで中断されていましたが、2020年6月には再開されました。
農村地域で栄養不良をスクリーニングするボランティアを117人養成しました。
76名のボランティアが基本的な医療の再訓練を受けました
63 名のボランティアが管理研修に参加しました
10 の保健センターで小規模なインフラ施設を改修しました。
村民の子どもたちの健康管理能力の育成
2020年、栄養不足蔓延率が高い地域での教育活動を推進し、栄養不良のリスクが高い子どもたちに医療的ケアを提供し、養育者にさらなる栄養教育とサポートを提供しました。
5歳未満の幼児842人が中度急性栄養不良と重度の急性栄養不良のスクリーニングを受けることになりました。
中度急性栄養不良を患う40人の子どもが追跡調査されました。
14,712人の村民が基礎的な保健教育を受けました。
対象農村地域の1,888人の村民を対象とした一般栄養・料理コース(基礎コース)を24回実施しました。
今後について: 永寶公益財団は、健康不良への対処、健康教育の改善、新型コロナウイルス感染症への継続的な予防に重点を置き、2021年と2022年も関連サービスへの資金提供を継続する予定です。 今年、AHCの地域社会支援プログラムは、発展途上で経済的に医療資源も少ない地方のスレイ・スナム地域にも拡大しました。
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